ギリシャを訪問中のミン副首相の活動

(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、7月1日と2日の両日、ファム・ビン・ミン副首相兼外相はギリシャ訪問を行いました。
ギリシャを訪問中のミン副首相の活動 - ảnh 1

2日午後、ミン氏は、ギリシャのニコス・ブーチス国会議長と会見しました。席上、ミン副首相兼外相はギリシャ国会に対し、ギリシャを含めEU=欧州連合とベトナムとの貿易関係の強化を目指し、EVFTA=EU・ベトナム自由貿易協定の早期締結・批准を支持していくよう訴えました。

これに対し、ブーチス国会議長は賛同の意を表明するとともに、「ギリシャ国会は常に、ベトナムとの関係を重視し、ギリシャ政府と共にその関係強化に力を入れていく」と明らかにしました。同日、ミン氏は、ギリシャのプロコピス・パブロプロス大統領と会見しました。

大統領は、国際社会において日増しに高まっているベトナムの重要な役割を強調した上で、ベトナムとの全面的な協力強化への支持を表明しました。

また、ヤニス・ドラガサキス副首相兼経済開発相との会見で、ミン副首相兼外相は、「ベトナムはギリシャ企業と東南アジア、及び、アジア太平洋地域を結ぶ架け橋になる用意がある」と確認しました。一方、ドラガサキス副首相兼経済開発相はベトナムとの協力を強化していきたい意向とEVFTAの早期締結・批准への支持を表明しました。

両氏は、海運や、ロジスティクス、造船、港湾開発、観光、農産物加工などの分野での協力強化、及び、二重課税防止協定と海運協定などの締結を通じての両国間の経済協力への法的枠組づくりなどで一致しました。

同日、ミン副首相兼外相はギリシャのニコス・コジアス外務大臣と会談しました。両外相は、ベトナム・ギリシャ観光協力合意書の効果的実施や、教育・考古・文化などの分野での連携促進に合意しました。また、国連や、ASEAN、ASEM、EUなどの場で協力・協調を強化していくとの点で一致しました。

両外相は領海紛争問題に触れ、「あらゆる紛争を1982年国連海洋法条約を含め国際法に従って平和的措置で解決する必要がある」と再確認しました。会談後、両氏は両国の外交パスポート所持者の入国ビザ免除協定に調印しました。3日、ミン氏はギリシャを発ち、5日までの日程でブルガリア訪問を開始しました。

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