クアン国家主席(右)と岸田外務大臣=
Nhan Sáng/TTXVN
6日午前、ハノイで、チャン・ダイ・クアン国家主席は、岸田文雄(きしだ ふみお)外務大臣と会見しました。
席上、クアン主席は「ベトナムと日本は多くの戦略的な利益を共有し、二国間と多国間の協力における共通の関心を持っている。両国関係の発展は、両国民の利益と願望に合致しており、地域内の平和、安定、協力、発展に寄与している。」と強調しました。また、クアン主席は「ベトナムの一貫した外交路線は、引き続き日本を最も重要で長期的なパートナとして見なしているということである。」と明らかにすると共に、日本側に対し、海上法執行能力の向上、経済、貿易、投資、農業及び気候変動対応などの分野におけるベトナムを支援し続けるよう求めました。
一方、岸田文雄外務大臣は「常にベトナムとの協力関係を重視する」という日本の立場を強調しました。また、同大臣は、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海を巡る問題について「日本は国際法、とりわけ1982年の国連海洋条約に従って、あらゆる紛争を平和措置で解決することや、DOC=海上行動宣言の遵守、COC=海上行動規範の早期作成を強く支持している。」ことを明らかにしました。