クリントン、トランプ両氏が接戦 米大統領選の開票進む
(日経) アメリカ大統領選は8日、全米各州で投票され、開票が進みました。「女性初」を目指す民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(69)と、共和党候補の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が
接戦を繰り広げています。
(写真:Getty)
アメリカのメディアの集計によりますと、米東部時間8日午後8時30分(日本時間9日午前10時30分)時点で、選挙人の獲得数はクリントン氏68人、トランプ氏66人でした。クリントン氏がバーモント、マサチューセッツ、ロードアイランドの各州、トランプ氏はウェストバージニア、テネシー、ケンタッキーの各州などで勝利を確実にしました。
開票は東部時間8日午後6時(同9日午前8時)から始まりました。同日午後11時までに西部カリフォルニア州など大半の州で投票が締め切られます。今年2月の二大政党の候補指名争いから始まった戦いが決着するとしています。
実際の勝敗は各州に割り当てた計538人の「選挙人」の獲得数で決まります。過半数(270人)を得た候補が来年1月に次期大統領へ就任することになります。最新の予測では、クリントン氏が獲得確実な選挙人数は203人、トランプ氏は164人ですが、いずれも過半数に達しておらず、残る171人の行方が勝敗を決めるとしています。