武器を持った漁民が離島に不法上陸したという想定で警察と海上保安庁、自衛隊の3機関が初めて共同で対処訓練を行ったことが12日、政府関係者への取材で分かりました。他国と戦争状態とまでは言えませんがが、警察や海保だけでは対応できない「グレーゾーン事態」への連携を確認しました。海保と海自は既に海上で同事態への訓練を行っていますが、今回は離島が舞台だったため、警察を加えた訓練が実現しました。
尖閣諸島で、中国公船=
AFP/TTXVN
沖縄・尖閣諸島では中国公船による領海侵入が常態化となっています。訓練は「特定の国や場所を想定していない」(関係者)が、尖閣の現状を念頭に連携を強化し、積極的な海洋進出を続ける中国への対処能力を高める狙いがあるということです。(共同)