(VOVWORLD) - 国際原子力機関(IAEA)は12日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所において、週末に発生した火災の原因を現時点で特定することは困難だと発表しました。
ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所(AFP/TTXVN) |
この火災について、ウクライナとロシアは11日、互いに非難し合っています。ロシア側はドローン(無人機)による攻撃が原因だと主張している一方、ウクライナ側はロシアの過失または放火の可能性が高いとしています。
IAEAの調査チームは、現時点でドローンによる攻撃の痕跡を確認することができなかったとしています。また、火災の主な原因が冷却塔の基部から始まった可能性は低いと評価しており、被害は冷却塔の高さ約10メートルに位置する水ノズル分配レベルに集中している可能性が高いとしています。
IAEAはさらに「現在、冷却塔は稼働していないため、原発の安全性に影響はなかった」と述べています。(ロイター)