(VOVWORLD) - 7月30日午後、ハノイでジェトロ=日本貿易振興機構ハノイ事務所とJCCI=ベトナム日本商工会議所ビジネス情報サービス委員会の共催により、「Japan Business Pitch Vol.2」というイベントが開催されました。
このイベントは、在ベトナム日系企業の新しい事業、製品、サービスなどを紹介する目的としており、ベトナム語、英語、日本語の3チャンネルで配信されました。
開会の挨拶で、ジェトロハノイ事務所の中島丈雄所長は、ベトナム全国の2100社以上の日系企業が約55万人のベトナム人を雇用している現状を強調し、「日本企業の新しい姿をPRし、ビジネス取引の拡大を図り、ベトナム経済の成長を支援することが重要だ。特にベトナム人に対して、日本企業の進化とその貢献を正しく理解していただくことが必要だ」と語りました。
ジェトロの調査によりますと、在ベトナム日本企業の69%がベトナム企業とのビジネス拡大を希望しており、60%以上が韓国やシンガポールなどのFDI=外国直接投資の企業とのビジネスに期待していると指摘し、「このイベントを通じて、各国企業や商工会議所との交流がさらに広がることを期待する」と述べました。
イベントで、参加する会社は、革新的なオートメーション制御ソリューションによるカーボンニュートラル社会の実現、図面データ活用ソフトウェア「キャディドロワー」と製造業のデジタルトランスフォーメーション事例、外販している製造自動機器、生産現場の様々な物理現象の可視化を可能にするセンシングデバイスと改善事例などを紹介しました。
今回のイベントを通じて、日本企業の革新とベトナム市場への貢献がより一層認識され、今後の両国間のビジネス交流が一層促進されることが期待されています。