スウェーデンのトラック暴走、容疑者はISに「共感」 警察
【AFP】スウェーデンの首都ストックホルムで4人が死亡したトラック突入事件で、警察は9日、逮捕した容疑者の男がイスラム過激派組織「イスラム国」への共感を示していたと明らかにしました。地元メディアによりますと、国外退去処分を免れるため身を隠していたといいます。
警察は容疑者の身元について、ウズベキスタン国籍の39歳とだけしか明らかにしていませんが、地元日刊紙エクスプレッセンやアフトンブラデッドは同日、男の名前をラフマット・アキロフと伝え、写真も掲載しました。
(写真:EPA/ TTXVN)
エクスプレッセンによりますと男は容疑を認めており、捜査員らに「自分のしたことに満足している」「自分がしようと思っていたことをやり遂げた」などと話しているといいます。
男は4人の子どもを持つ建設作業員とされます。メディアは同僚の話として、男は「特に信心深い」わけではなく、「パーティーに出ては酒を飲んでいた」と伝えています。
警察によりますと、男は2014年にスウェーデンで永住許可を申請していましたが、昨年却下されていました。国外退去命令に応じないとして、今年2月27日以降警察が行方を追っていました。ISをはじめとする「過激派組織への共感を示していた」ことが知られていたといいます。