チョン書記長（左）に信任状を捧呈する熊波大使（右）

中国の熊波大使は、チョン書記長が中越関係の発展に重要な役割を果たしたと述べ、特に「竹のような外交」と呼ばれる柔軟な外交路線の理論と実践の中心的存在だったと評価しました。熊波大使は、チョン書記長の指導の下でベトナムの外交が大きな成果を上げ、近隣諸国や大国、伝統的友好国との関係強化を進めつつ、多国間主義を一貫して支持してきたことを強調しました。

また、2023年末の習近平総書記兼国家主席のベトナム訪問時に両国関係が新たな段階に入り、包括的な戦略的協力パートナーシップへと格上げされたことも、チョン書記長の功績として挙げられました。

一方、米国のマーク・ナッパー大使は、チョン書記長を「数十年にわたってベトナムと米国、そして国際社会全体の架け橋となった先見性のある指導者」と称えました。ナッパー大使は、チョン書記長がベトナムの党指導者として初めて米国を訪問し、両国の友好関係強化に尽力したことを高く評価しました。2013年の包括的パートナーシップ、そして10年後の包括的な戦略的パートナーシップへの格上げは、チョン書記長の重要な遺産だと述べました。

両大使は、チョン書記長の平和、安定、繁栄の促進におけるリーダーシップに感謝の意を表すとともに、今後もベトナムとの緊密な協力関係を継続する意向を示しました。