(VOVWORLD) - 6日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中の日本の木原 稔防衛大臣と会見しました。
写真撮影:Nhat Bac |
席上、チン首相はアジアと世界の平和と繁栄のための日本との包括的な戦略的パートナーシップを重視し、これを実質的かつ効果的に展開することを希望すると強調しました。
また、チン首相は両国に対し、各レベルの訪問団の往来を継続し、ベトナムに対する日本の質の高い投資や技術移転を促進するとともに、ガバナンス能力の向上、人材育成で協力すること、貿易額を引き上げること、日本向けのベトナムの農産物の輸出に好ましい条件を提示すること、大規模なプロジェクトに対する新世代のODA供与を強化すること、半導体や人工知能などの新分野、労働、職業訓練、人口と開発に関する問題の解決、DX=デジタルトランスフォーメーション、グリーン転換などで協力を促進することを提案しました。
さらに、チン首相は「国防協力は両国関係の重要な柱の一つである」と強調し、ベトナム国防省と日本防衛省に対し、人材育成や技術移転、サイバーセキュリティ、国防産業の協力を強化するよう要請しました。
ベトナム政府は両省に交流や相互理解の向上、信頼と誠実の精神で互恵を基礎とする協力を強化するため、有利な条件を作り出すとしています。
会見で両者は地域と世界情勢について協議しました。また、ベトナム東部海域(南シナ海)の安全保障、海上・上空の自由航行を確保すること、あらゆる紛争を国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約、国連憲章に従って、平和的措置で解決することの重要性を訴えました。