チン首相 第11回ASEAN・アメリカ首脳会議に出席
(VOVWORLD) -11日午前、ラオスの首都ビエンチャンで、開催中の第44回と第45回ASEAN首脳会議と関連会議に際し、ファム・ミン・チン首相は第11回ASEAN・アメリカ首脳会議に出席しました。
会議で、チン首相は、「経済・貿易・投資の協力は焦点と動機付けとして位置付けられる。輸出市場をさらに開放し、アメリカからより多くの投資家を誘致するための措置を取らなければならない」と強調するとともに、「各側は気候変動への対応と耐災害性向上のための協力を促進する必要がある」と明らかにしました。ベトナムは、アメリカがメコン・アメリカパートナーシップの枠組みを通じてベトナムのメコン川デルタ地域の気候変動への耐災害性向上をはじめとするメコン川流域の開発を支援していくことを高く評価したとしています。
さらに、チン首相は「ASEAN・アメリカ協力関係を深化させるため、双方間の経済・貿易協力を重要な柱とし、さらに科学技術とインベンションを原動力にする必要がある」と強調しました。ASEAN側とアメリカに対し、平和、安定した地域づくりのための協力をさらに強化するよう求めました。
アメリカに対し、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関するASEANの共通の立場を引き続き支持していくよう訴えた上で、ベトナム東部海域でのCOC海上行動規範の早期作成完了のための努力を支持するよう求めました。
これを機に、各国の首脳らは安全かつ安心で信頼できる人工知能の促進に関するASEAN・アメリカリーダーシップ宣言を採択しました。