(VOVWORLD) - 首相の動静を担当する当放送局(VOV)のレポーターによりますと、9日午後、政府本部でファム・ミン・チン首相は、ベトナムを実務訪問中のFIATA=国際貨物輸送業者協会連合会のトゥルグット・エルケスキン会長と会見しました。
国際貨物輸送業者協会連合会(FIATA)のトゥルグット・エルケスキン会長(左)と握手するファム・ミン・チン首相 |
会見で、チン首相はベトナムがオープンな経済政策をとっているため、ロジスティクスが経済発展において重要な役割を果たしていると強調するとともに、「ベトナムのロジスティクス業界の年平均成長率は14〜16%に達している。現在、ベトナムは2025年〜2035年までのロジスティクスサービス開発戦略と2045年までのビジョンの作成を進めている」と明らかにしました。
また、チン首相は、FIATAに対し、デジタルトランスフォーメーションやグリーン転換に関する経験を共有すると同時に、農業と工業分野におけるロジスティクスの促進、輸送船の開発、経済回廊・輸送回廊の構築に重点を置き、年内にベトナムのロジスティクスサービス開発に関する国家戦略を完成するため、ベトナムを支援するよう要請しました。さらに、ロジスティクス分野の人材育成やベトナム企業の能力向上を目指す研修プログラムの開催に関心を寄せるよう求めました。
一方、FIATAのトゥルグット・エルケスキン会長は、2025年〜2035年までのロジスティクスサービス開発戦略と2045年までのビジョンをはじめ、デジタルトランスフォーメーションとグリーン転換、2050年までにベトナムがネットゼロ排出を達成するという首相の公約を高く評価しました。
また、ベトナムが地域および世界のロジスティクス中心地に発展するため、大きな潜在力を持っているとの見解を示し、来年のFIATAの年次総会の開催でベトナムロジスティクス企業協会を支援すると確約しました。