チン首相、経済外交推進に向けて各国駐在ベトナム代表と会議
(VOVWORLD) - 18日午後、ファム・ミン・チン首相は、今後の経済成長促進を目指す経済外交強化について、各国に駐在するベトナム代表機関長との会議を主催しました。政府本部を主会場に、各国駐在代表機関や地方とオンラインで結んで開催されました。
会議の様子 |
会議でチン首相は近年の経済外交の成果を評価しつつ、世界が直面する課題にも言及しました。資源枯渇、気候変動、人口高齢化、大国間競争、インフレの影響、サプライチェーンの混乱などを挙げ、これらに対応するため、外交部門に一層の努力を求めました。特に、輸出促進、協力環境の改善、経済・貿易・投資の活性化、人的交流や観光の推進に注力するよう指示しました。さらに、デジタル経済やグリーン経済など、ベトナムが推進する新たな成長分野への投資誘致も重要課題として挙げました。
具体的な施策として、中東・南米市場の開拓やハラール製品の輸出促進、新たな自由貿易協定(FTA)の交渉継続などを指示すると共に、ベトナム製品に対する各国の貿易規制にも注意を払い、迅速な対応を取るよう求めました。
最後に、チン首相は、各国駐在代表機関と地方政府の連携強化を呼びかけ、グローバル経済の動向を的確に把握し、各地域の強みを最大限に活かす戦略の重要性を強調しました。