デルタ株の猛威に世界で危機感-米大統領もリスク警告
(VOVWORLD) -オーストラリアのシドニーでは、市中心部を含む4地区が少なくとも1週間のロックダウン(都市封鎖)に入ります。
感染力の強い新型コロナウイルス変異株であるデルタ株のさらなる広がりを抑制するための措置で、全住民のうち50万人余りが影響を受けます。
ニューサウスウェールズ(NSW)州のベレジクリアン首相が25日に記者団に語ったところによれば、これら地区に通勤あるいは居住する人は、特定の不要不急の理由を除いて外出が禁じられます。シドニーでは新たに22人の感染が報告され、最近のクラスターとの関連では計65人に達しました。
米国内でワクチン接種のペースが鈍化する中、バイデン大統領はデルタ株がもたらすリスクについて警告し、国民に接種を促しました。大統領は24日、訪問先のノースカロライナ州ローリーで、「この新しい危険な変異株が出現し続けている。今や米国で最もよく見られる変異株だ。ワクチン未接種の人は極めて感染リスクが高い」と発言しました。接種を先延ばしせず、すぐに受けるよう求めました。