(VOVWORLD) - 国家主席の動静を担当する当放送局(VOV)のレポーターによりますと、1日午後、国家主席府でトー・ラム国家主席はベトナムを公式訪問中の香港特別行政区の李家超行政長官と会見しました。
李家超長官(左)とトー・ラム国家主席(An Đăng/TTXVN) |
会見で、トー・ラム主席は、「独立、自主、全方位、国際関係の多様化」というベトナムの外交政策の中で中国との友好協力関係の発展を戦略的な選択肢として最優先事項とし、ベトナムが「一国二制度」、基本法および香港の関連規則を尊重し、香港の繁栄と人民の幸福を支持すると強調しました。さらに、香港特別行政区が引き続きベトナムの国民や留学生へのビザ発給に便宜を図るよう希望を表明しました。
一方、李家超行政長官は、今回の訪問は香港特別行政区の最高指導者による初のベトナム公式訪問であり、香港がベトナムとの関係を重要視していると強調しました。また、双方の協力には高い相互補完性と大きな可能性があることから、双方が企業や団体に対し協力を拡大するとともに、貿易、投資、金融・銀行、観光、航空、科学技術、デジタル経済、デジタルトランスフォーメーション、クリーンエネルギーなどの分野における協力をさらに促進するために働きかけていくよう提案しました。