(NHK)キスタンで国営パキスタン航空の国内線の旅客機が墜落して乗っていた乗員乗客47人全員が死亡し、航空当局は機体のトラブルによる事故と見て調べています。墜落したのはパキスタン航空のプロペラ機、ATR42型機で、7日午後、乗客42人と乗員5人の合わせて47人を乗せて北西部のチトラルから首都イスラマバードに向かう途中で、機影がレーダーから消えました。
(写真:ロイター)
パキスタンの航空当局によりますと、プロペラ機は、その後、イスラマバードの北50キロほどのところにある都市アボタバードの付近で墜落しているのが見つかったということです。
機体は、ばらばらに壊れて炎上し、パキスタン航空は7日夜、記者会見を開いて乗客乗員全員が死亡したことを明らかにしました。イスラマバードにある日本大使館によりますと、乗客に日本人は含まれていないということです。
航空当局によりますと、操縦士から管制塔に対し「機体左側のエンジンが故障した」という連絡があった直後に、機影がレーダーから消えたということで、当局は機体のトラブルによる事故と見て調べています。パキスタンではこれまでも旅客機の墜落事故がたびたび起きていて、航空会社による安全対策の徹底が課題になっています。
パキスタン航空は乗客乗員合わせて48人としていましたがその後、47人と訂正しました。