ベトナム北部山岳地帯のバクカン省は、近年、農産物の地理的表示を強化・活用する方針です。

これまで、「チョドン米」、「バクカン春雨」、「ガンソンもち米」、「カクバン柿」、及び「バクカンみかん」といった５つの農産物は地理的表示が登録されています。同省人民委員会のファム・ズイ・フン副委員長は、地理的表示は農産物の消費に弾みをつけるであろうが、これらの地理的表示の評判の維持は簡単ではないとの考えを示し、次のように語りました。

（テープ）

「わが省は、農産物の生産と消費を結びつけるため、当面の計画と長期的な戦略を作成しました。私たちは、安全で質の高い農産物を生産するため、協同組合をつくって特化産地を拡大する方針です。これまで、２０の協同組合が設立されましたが、来年、生産システムを健全化し、質を高めるつもりです。」

このように語ったフン副委員長はまた、消費ルートを確保してゆくのも重要であると述べ、これから消費市場を拡大してゆく方針であると明らかにしました。