パク大統領の弾劾妥当か 韓国憲法裁判所で本格審理

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(写真:New York Times)


(NHK)韓国のパク・クネ大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所では、3日の審理でパク大統領本人が欠席し、裁判所は5日の審理に出席するよう大統領に求めていました。

ただ、大統領側は「大統領本人の出席は義務ではない」として、5日もパク大統領は欠席し、憲法裁判所は、今後の審理は大統領が欠席のまま進めることを確認しました。その後、弁論が行われて本格的な審理が始まり、はじめに、弾劾を求める国会を代表し出廷した国会議員は、「職権乱用」や「賄賂の授受の刑法違反」など弾劾の理由を説明したうえで、「パク大統領は国家元首としての本分を忘れ、法に違反した。国政を担う資格を失っていて、罷免されなければならない」と主張しました。

これに対し、大統領側のイ・ジュンファン弁護士は「大統領は法にしたがって職務を遂行しただけだ」として、弾劾にはあたらないと改めて主張するとともに、「弾劾の議案は明確な証拠がないまま可決された」などと述べ、憲法裁判所に対して慎重な審理を求めました。

次回の弁論は今月10日に行われ、憲法裁判所は、大統領の長年の知人、チェ・スンシル(崔順実)被告や、大統領府の前の首席秘書官、アン・ジョンボム(安鍾範)被告らに証人として出廷を求めることにしています。

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