地震発生現場=ロイター
フィリピン南部ミンダナオ島のスリガオで10日夜、マグニチュード(M)6.5の強い地震があり、一夜明けこれまでに少なくとも4人が死亡しました。現地ではまた、数千人の人々が家屋などから避難しました。
米地質調査所によりますと、地震が発生したのは現地時間の10日午後10時(日本時間同11時)で震源の深さは27キロということです。
現地のソル・ムトゥガス州知事は地元DZMMラジオに11日、この地震で少なくとも4人が死亡したと述べました。また地元当局によりますと、地震による落下物などで負傷した人々が少なくとも75人に上り、このうち14人は重体だということです。
首都マニラの南東約700キロのスリガオでは地震で停電が発生しました。同市では崩壊した建物の中に閉じ込められた人々がいるとみられています。
アメリカ・ハワイの太平洋津波警報センターは、この地震による津波の恐れはないと発表しました。(AFP)