27日、アメリカを訪問中のベトナム共産党中央書記局のディン・テー・フィン常務局員は、ニューヨーク市の国連本部を訪れ、潘 基文事務総長と会見しました。
席上、フィン氏は「国連が実施中のイニシアチブ、中でも2015年以降の持続可能な開発目標、及び先ごろパリで開催された第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議で採択されたパリ協定などは、人類が直面するべき試練に対する国連の重要な役割と影響力を示している。」と強調しました。また、フィン氏は、ベトナムに対するこれまでの国連の支援を高く評価すると共に、今後も、国連がベトナムへの支援を維持して行くよう希望しました。
一方、潘事務総長は、ベトナムが平和維持活動など共同諸活動における引き続き国連と連携しており、国連のイニシアチブやプログラムの実施に積極的に参加してゆくよう希望を表明しました。また、平和措置による国際的な紛争の平和的解決への支持と推進を公約しました。
なお、同日、フィン常務局員は、アメリカ共産党のジョン・バックテル党首と意見交換をした他、ベトナムのかつての民族解放闘争と今日のベトナム人枯葉剤被害者への賠償を求める戦いを支持、支援してきたアメリカ人の幾人かと話し合いました。