11日午後、中国広西チワン族自治区で第13回中国・ASEAN博覧会と第13回中国・ASEANビジネス投資サミットへの参加に際し、グエン・スアン・フック首相は中国の一流企業の最高経営責任者との円卓会議を主催しました。席上、広西省行政はベトナムとの経済、貿易協力を重視し、ベトナム側とインフラ整備、技術、金融、通貨、国境地域での通商、教育、観光、スポーツ分野での投資協力計画を促進する意向があると強調しました。また、ベトナムをはじめ、ASEAN諸国との全面的な協力関係を強化していきたい考えを表明しました。
一方、フック首相は「投資家の成功をベトナム政府、及び各レベルの行政当局の成功として見做す」という立場を再確認し、次のように語りました。
(テープ)
「国内外の企業に向けオープンで明確な経営環境づくりに力を尽くし、投資家の成功をベトナムの成功と見做しています。また、清廉な政府の構築、行政改革、競争力の向上に向け、断固たる行動をとる決意です。ベトナムの各レベルの行政当局は国内外の投資家の意見に耳を傾け、困難の解決に積極的にあたる必要があります。」
このように語ったフック首相はベトナムが12件の自由貿易協定に加盟し、4件の協定を交渉していることから、中国の企業はベトナムと自由貿易協定を締結した国々の市場に進出することができるとの見解を示しました。
そして、環境保全のため、時代遅れの技術を受け入れないことを強調するとともに、中国の投資家の先進的な技術を高く評価し、中国の技術を導入したい意向を示しました。