フック首相（右）と張委員長

9日午前、ハノイ市内の政府本部で、グェン・スアン・フック首相は、ベトナムを訪問中の中国の全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長と会見しました。席上、フック首相は「ベトナムの党、国家、国民は常に中国との友好関係を重視しており、ベトナム外交政策の中で、終始一貫した主張であり、最優先課題として見なしている」と強調しました。また、フック首相は両国の立法機関が全面的な協力関係を深化させるよう希望すると共に、双方に対し、高級代表団による相互訪問の維持、政治的信頼の向上などを行い、ベトナム東部海域（南シナ海）での平和、安定を維持してゆくよう要請しました。

一方、張委員長は、グェン・ティ・キム・ガン国会議長との会談の結果を通知しました。また、今後の両国の協力について、「両国は引き続き両党、両国家の関係発展戦略を交流する必要がある。」との見解を述べました。