25日、ハノイで、ベトナムの気候変動対策国家委員会の常任副委員長を務めるチン・ディン・ズン副首相と、ベトナム駐在国連コーディネーター プラティブハ・メタ氏の共同主宰の下、「気候変動対策国家委員会と相手国との高級対話」と題するフォーラムが行われました。
フォーラムで発表しているズン副首相
フォーラムで、ズン副首相は、「ベトナムは、気候変動による最も大きな被害を受けている国の一つである」と述べ、この数年、台風・洪水・干ばつなどが多発しており、人的にも物的にも大きな被害をもたらしていると明らかにしました。これを受け、ベトナムは、気候変動対策国家戦略を始め、グリーン成長戦略、再生エネルギー開発戦略、自然災害防止対策計画など気候変動対策と持続可能な開発を目指す様々なプログラムやプロジェクトを展開しているとしています。
そして、ズン副首相は、気候変動に効果的に対応するため、国際社会と緊密に協力する用意があると強調しました。フォーラムで、国連やJICA国際協力機構、世界銀行、デンマーク、アメリカ、EU欧州連合などの代表は、気候変動対策においてベトナムとの連携を強化する方針を掲げました。