14日、ブリュッセルにあるEU=欧州連合本部で、EU駐在ベトナム代表団や、商工省、EU駐在ベルギー代表団などの共済により、「ベトナムとEUとのFTA=自由貿易協定、新しいチャンス」をテーマにしたシンポジウムが行われました。
このFTAに関するシンポジウムが開催されるのは今回が初めてです。席上、この協定のメリットなどが詳しく紹介・説明されました。EU交渉団のモーロ・ペトリシオネ団長は、このFTAの戦略的意義を強調した上で、「ベトナムは、EU企業とASEANなどの大きな市場を結び付ける架け橋となる」との見解を示し、次のように語りました。
(テープ)
「EU企業と市民から、多くの質問がありましたが、私たちは詳しく応えました。私たちは、双方に対するこの協定の重要性を分析しました。今後、情報提供を強化する必要があると思います。」
一方、ベトナム交渉団団長を努めるチャン・クオック・カイン商工次官は次のように明らかにしています。
(テープ)
「今回のシンポジウムを通じて、EU企業の期待感を目にしました。彼らは明るい展望を見ているからです。ベトナムに投資すれば、ASEANの6億人規模の市場にアプローチできるようになると言っても過言ではありません。また、ベトナムがロシアや、日本、オーストラリア、中国などとも協定を締結したことも有益です。」
シンポジウムで、専門家らは、ベトナムの経営投資環境、法律などについて紹介しました。