(写真:ロイター)
既にお伝えしましたように、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日午後10時29分、死去しました。90歳でした。フィデル・カストロ議長は傑出した革命家で、民族独立と国民の幸福のために闘争していた人物です。
ベトナムにとって、フィデル・カストロ議長は特別な感情を抱いていました。彼は、ベトナムへの支援をキューバの革命事業への支援として見なしていました。これは、「ベトナムのために、キューバは自らの血も捧げる」という言葉で表わされました。
ベトナム・キューバ友好協会のグエン・ズイ・クオン副会長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナム戦争中に、キューバは物質面でも精神面でもベトナムの拠り所です。ベトナムと米州諸国との関係拡大や、ラテンアメリカ諸国でのベトナムとの団結運動の強化などに貢献しました。ベトナムとキューバは深い相互理解があります。フィデル・カストロ議長が述べたように、ベトナムとキューバとの関係は特別なもので、前例がなく、国際関係の模範であるのです。」
このように語ったクオン副会長は、「フィデル・カストロ議長とホーチミン主席は両国関係に特別な役割を果たした」とし、次のように語りました。
(テープ)
「今後、ベトナムとキューバとの関係の発展は、両国の党と、国民、団体の努力によるものです。この特別な関係に関する若い世代をはじめ両国国民の認識をさらに高める必要があります。『キューバを支援することは心からの命令である』という言葉はベトナムの党と政府の方針です。今後も両国関係が絶え間なく発展していくと信じています。」
クオン副会長にとりますと、今後も、ベトナム・キューバ友好協会はキューバ国民との団結関係を促進していくとしています。