(VOVWORLD) -ベトナムとフィリピンは、両国間のコメ産業同盟を設立することで一致しました。これは、コメ産業における貿易関係を投資パートナーシップに格上げすることを目指しています。
フィリピンのフランシスコ・ティウ・ラウレル農業大臣は、7月初頭にベトナムを訪問した際、ベトナムの農業担当指導者と会合を行い、農業分野での協力措置について協議し、両国間のコメ産業同盟の設立を提案しました。同大臣は、フィリピンが自国における稲作を行うため、ベトナムからの肥料や機械、技術などを輸入すると明らかにしました。コメ産業のみならず、双方は、水産物開発において協力を推進する方針です。
なお、フランシスコ農業大臣によりますと、今年前半に、フィリピンは、ベトナムから160万トンのコメを含むおよそ220万トンのコメを輸入しました。過去数十年間にわたり、ベトナムはフィリピンにとってコメの最大供給国となっています。その一方で、フィリピンは、ベトナムにとって最大のコメ輸出市場です。
フィリピン向けのベトナムのコメ輸出額は全国のコメ輸出総額の35~40%を占めているとのことです。