(VOVWORLD) - 1日午後、ハノイ市内のハノイ建設大学で自由民主党政務調査会長、渡海紀三朗衆議院議員率いる代表団は同大学の指導者らと会見しました。
ハノイ建設大学の指導者ら(HUCE) |
会見で、ハノイ建設大学学長のホアン・トゥン准教授は、「2006年に両国間の科学技術協力に関する政府協定が締結されて以来、4回の合同委員会が開催され、多くの協力プロジェクトが成功裏に実施されてきた」と述べるとともに、「ハノイ建設大学は、SATREPS=地球規模課題の解決に向けた日本と開発途上国との国際共同研究を推進するプログラムの枠組みで、JICA=国際協力機構とJST=科学技術振興機構のコーディネートにより、総額1000万ドルにのぼる2件のプロジェクトを実施する」と明らかにしました。
また、ホアン・トゥン准教授は、「現在、ハノイ建設大学はJICAや日本の各省庁からの資金を活用して、多くのプロジェクトを実施し、若手人材の育成、国際協力、技術移転の強化を図っている。設定された目標を達成するために、開発プロジェクトを積極的に支援していく」と強調しました。
日本の代表団(HUCE) |
一方、渡海衆議院議員によりますと、「昨年開催された日本とASEAN=東南アジア諸国連合の友好協力50周年を記念する特別首脳会議において、日本政府が国際共同研究や人材交流・育成等を通じた持続可能な研究者ネットワークの強化のために150億円の資金をASEAN地域に動員する」と発表し、「これは、ベトナムと日本が科学技術分野での協力を強化するための基盤となる」としています。
また、渡海衆議院議員は、ハノイ建設大学と長崎大学、および埼玉大学とのSATREPSプロジェクトにおける協力を高く評価し、双方が若手人材の育成での協力を継続的に強化するよう希望を表明しました。
SATREPS 2プロジェクトの研究室を訪問(HUCE) |
この機に、日本の代表団は同大学に属するSATREPS 2プロジェクトの研究室とベトナム日本ハイテク研究院を訪問しました。