4日、ニューヨークで開催中の第71回国連総会において国際法委員会委員選挙が行われ、ベトナムのグエン・ホン・タオ クウェート大使は、有効投票数191票の中の120票を獲得し,同委員会委員に選出されました。
グエン・ホン・タオ クウェート大使
(写真;dantri.vn)
ベトナムの代表が国際法委員会委員に選出されるのは今回が初めてです。タオ大使は、経験が豊富な国際法の専門家で、国家国境委員会副委員長や、国境交渉団団長、2012年海洋法草案作成委員会顧問、マレーシア駐在ベトナムの特命全権大使などを歴任しています。
タオ大使を国際法委員会に推薦することは、ベトナムが国際社会に積極的に参入し、国際法の法典化に貢献したいことを示すものと見られています。
一方、ベトナムのグエン・フゥオン・ガー国連大使は、「ベトナムの代表が国連のこの重要な機関に選ばれたことはベトナムの国際社会への参入事業の重要な進展であり、ベトナムが国連や、ASEAN、APECなど世界の法的フォーラムに積極的に参加していることや、タオ大使に対する各国の代表の高評、ベトナムの威信などを示すものである」と評価しています。