5日、ハノイで、グエン・スアン・フック首相は、ベトナム駐在デンマークのチャルロテ・ロールセン新大使と会見しました。
席上、フック首相は、デンマークとの関係強化を重視するというベトナムの終始一貫した政策を再確認した上で、デンマーク側に対し、ベトナムの環境保護分野へのODA=政府開発援助の供与を継続し、ベトナムへの投資を強化していくよう訴えました。
また、「まもなく締結されるベトナム・EU=欧州連合間のFTA=自由貿易協定が両国企業に新しい協力チャンスをもたらす」との確信を表明しました。さらに、「両国間の貿易額は2015年に5億3400万ドルに達したものの、両国の潜在力にまだ相応しくない」とした上で、「今後、双方はその金額を倍増させるために取り組むよう」提案しました。
一方、 ロールセン大使、「今年10月に、デンマーク外相は、ベトナムとの多面的協力関係の促進を目指し、ベトナム訪問を行う」と明らかにすると共に、「ベトナム駐在大使として、両国関係の強化に尽力する」と確約しました。