ベトナム反戦運動を主導したトム・ヘイデン氏、死去


アメリカの反戦活動家トム・ヘイデン氏が、23日、カリフォルニア州サンタモニカの病院で死去し、76歳でした。アメリカのマスメディアによりますと、ヘイデン氏は1年半前に脳卒中を起こし、闘病生活を送っていました。


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ヘイデン氏の死去を受け、ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は「優れた政治家であり、かつ親愛なる友人が亡くなった。トム・ヘイデンは自分の理想のために断固として戦っていた」とのコメントを出しました。

ヘイデン氏はミシガン州生まれで、1960年代にベトナム戦争の反戦運動を主導しました。1968年にシカゴで開かれた民主党大会で暴動を企てたとして起訴された7人の1人で、「シカゴ・セブン」と呼ばれました。反戦活動を通じて知り合ったアメリカの女優ジェーン・フォンダさんと73年に結婚しましたが、90年に離婚しました。

1982年にカリフォルニア州議員に転身後、ナチスドイツや日本による第2次大戦中の強制労働の補償問題などに取り組みました。2007年12月、ヘイデン氏はベトナムを訪問しましたが、その際、ベトナムは同氏に「友好勲章」を授与しました。

 

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