19日現在、ベトナム北部各省に上陸した台風3号(アジア名:ディアンムー)により、1人が死亡、2人が行方不明となったほか、多くの道路が冠水、又は崩れ、農産物が収穫不可能となりました。20日午前、ハノイで行われた自然災害予防対策中央指導委員会会議でグエン・スアン・クオン委員長は北部各省に対し、台風終息後の大雨と洪水の警報を見守ること、山岳地帯にある各省に対し、住民を危険な場所から避難させ、貯水池や灌漑施設の安全保障に尽くすことを求めました。
クオン氏は次のように語りました。
(テープ)
「北部各省からゲアン省までは鉄砲水や土砂崩れなどが発生する危険性が高い地域に常駐するスタッフを派遣し、住民の避難を指導する必要があります。同時に、稲や農産物の確保に力を入れなければなりません。また、28ヵ所の貯水池への流入量が増えている中、水位の基準値超過を警戒すべきです。」