4日、ハノイで、木材と林産物協会は、ワシントンDCに本拠を置く国際非営利団体フォレスト・トレンド(Forest Trends)と協力して、「木工製品部門、輸出を拡大」をテーマにしたシンポジウムを行いました。
シンポジウムの報告によりますと、ベトナムの木工製品は120カ国・地域に輸出されており、2015年のその輸出額はおよそ70億ドルに達し、そして、今年は73億ドルを超える見通しだということです。
木材と林産物協会のグエン・トン・クエン会長は、「ベトナムの木工製品部門は年平均成長率が15%~20%に達しており、輸出を拡大させるチャンスに恵まれている」とし、次のように語りました。
(テープ)
「二国間協定とTPPのような多国間協定は、税減免のロードマップがありますが、2006年からこれまで、ベトナムの木工製品部門の税率は0%です。原材料輸入税も0%です。また、非関税障壁も輸出に影響をあまり与えていません。木工製品部門に対する政策も有利です。これらの要素は企業の輸出に積極的な影響を与えています。
一方、シンポジウムで、「今後、木工製品生産企業は日本とアメリカをはじめ、新しい市場開発を進める必要がある」との意見が相次ぎました。