(VOVWORLD) -8月10日のベトナム枯葉剤・ダイオキシン被害者の日を迎え、全国で様々な支援活動が行われました。この日は1961年にアメリカ軍がベトナムで枯葉剤の使用を開始してから63年目にあたります。
10日午前、ボー・ティ・アイン・スアン国家副主席は、ハノイ市郊外にある枯葉剤被害者ケアセンターを訪問しました。このセンターでは100人あまりの被害者が日々ケアを受けています。スアン副主席は、枯葉剤被害の克服が緊急かつ重要な人道的課題であると強調し、この問題に取り組むことが人々の健康や環境保護だけでなく、世界平和にも貢献すると述べました。また、政府や各地に対して、枯葉剤被害克服に関する政策の徹底した実施を求めました。
同日午前、南部ソクチャン省では、地元の被害者協会が被害者家族を訪問し、支援物資を届けました。同省では今年に入ってから、被害者や障害者への支援として約40万ドル相当の援助を行っています。さらに、22世帯の被害者家族に対して「愛の家」と呼ばれる住宅建設支援も実施しており、その費用は約6万ドルに上ります。