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(NHK)ベルギー南部の都市シャルルロワで6日午後、男が突然、警察署の前で警備をしていた女性警察官2人を刃物で切りつけ、1人が重傷、もう1人が軽いけがをしました。男は、その場にいた別の警察官に銃撃され、まもなく死亡しました。
男は、襲撃の際にアラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」と叫んでいたということで、捜査当局は男の身元の確認を急ぐとともに、イスラム過激派組織に影響を受けたことによるテロの可能性も排除できないとして調べを進めています。
ベルギーではことし3月、首都ブリュッセルの空港と地下鉄で32人が死亡する連続テロ事件が起きたうえ、隣国のフランスやドイツでは先月、市民を狙ったテロが相次いだことを受けて、新たなテロへの警戒が強まっていました。今回の事件を受けて、ベルギーのミシェル首相は急きょ、休暇先からブリュッセルに戻り、7日、閣僚や捜査当局者を集めて対応を協議することにしています