ホーチミン市人民委員会のグエン・バン・ドゥオク委員長 （写真： daibieunhandan.vn）

この開通は、公共交通インフラの近代化に新たな一歩であり、ホーチミン市が全長355キロメートルの7路線のメトロネットワーク構築に向けた原動力となることが期待されています。

メトロ1号ベンタイン・スイティエン線の全長は19.7キロメートルで、14の駅があり、ホーチミン市中心部とトゥードゥク市を結んでいます。日本政府のODA無償援助と国内の対応資金を組み合わせて実施されたこのプロジェクトは、ベトナムと日本の重要な経済協力プロジェクトの一つです。2024年12月22日の商業運行開始から、1号線は500万人以上の乗客を運び、住民から多くの好評を得ています。

開通式で、ホーチミン市人民委員会のグエン・バン・ドゥオク委員長は、メトロ1号線がホーチミン市の経済・社会発展に重要な意義がある近代的な交通インフラであると強調するとともに、ホーチミン市がこのメトロ路線の運行・管理・活用を安全かつ効果的に行うことを公約しました。

一方、日本のJICA＝国際協力機構の宮崎 桂副理事長はホーチミン市だけでなく、ベトナムの他の地域でも都市鉄道プロジェクトの開発に引き続き協力したいとの意向を表明しました。