ユネスコ無形遺産登録、ベルギービール文化やキューバのルンバも
[ロイター] - 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は30日、ベルギービールの製造・飲用文化を無形文化遺産として登録すると決定、3つの公用語を持つ国民のアイデンティティー形成につながっていると認めました。
ベルギーには200近くの醸造所があり、約1500種のビールを生産しています。国民食にはビールが含まれ、国内には30あまりのビール博物館もあります。
(写真:AP/TTXVN)
エチオピアのアディスアベバで開かれているユネスコの委員会会合では、このほか、日本の「山・鉾・屋台行事」やキューバのダンス「ルンバ」、バングラデシュのベンガル新年を祝う祭り「the Mangal Shobhajatra」などの登録が決まりました。
無形文化遺産にはこれまでに、スペインのフラメンコや中国の龍船節(ドラゴン・ボート・フェスティバル)、アラビアコーヒー、スロバキアのバグパイプ文化などが登録されています。
無形文化遺産のリストは2008年に作成され、登録の検討には、対象となる伝統文化が世代間で継承され、関わる人々にアイデンティティーの感覚をもたらしていることが必要となります。