世界はコロナと「戦争状態」 国連総長、WHO総会で訴え

(VOVWORLD) - アントニオ・グテーレス国連事務総長は、24日に開幕したWHO=世界保健機関の年次総会で、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との「戦争状態にある」と述べ、コロナ対策に必要な「武器」の不公平な分配に対し、戦時の論理をもって対処するよう呼び掛けました。
世界はコロナと「戦争状態」 国連総長、WHO総会で訴え - ảnh 1WHO=世界保健機関の年次総会に出席したアントニオ・グテーレス国連事務総長(上段中央)や各国の首脳ら=AFP/TTXVN

グテーレス氏は総会の冒頭演説で、コロナ危機が「苦しみの津波」をもたらしたと非難しました。中国で2019年末に新型ウイルスが出現して以降、340万人余りが死亡、約5億人の雇用が失われたと指摘しました。

グテーレス氏は「最も弱い立場にいる人々が最も苦しんでおり、これが終わりからは程遠いことを危惧している」とし、「2つのスピードによる世界的な対応」による危険が続いていることを強調しました。「悲しいことに、私たちが今すぐ行動を起こさなければ、富裕国が国民の大部分にワクチンを接種し経済を開放する一方で、最貧国ではウイルスが流行し変異を起こして深い苦難をもたらし続けるという状況に直面する」と警告しました。(AFP通信)

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