ドイツでのクリスマス
イエス・キリスト生誕の地とされるパレスチナ暫定自治区のベツレヘムで恒例のクリスマスミサが行われ、参列した人たちは世界に平和が訪れるよう祈りました。パレスチナ暫定自治区のベツレヘムは聖書の記述でキリスト生誕の地とされています。市内にある教会で現地時間の25日午前0時から恒例のクリスマスミサが行われ、世界各地から集まった巡礼者や地元のキリスト教徒が参列しました。
ミサを主宰した司教はシリアやイラクの情勢に触れ、「私たちが扉を閉ざすのではなく開くことができれば、クリスマスは平和の喜びを教えてくれることでしょう。復しゅうするのではなく許すことができれば、敵対の思想を兄弟愛へと変えることができます」と、対話や和解の大切さを説きました。パレスチナでは1967年の第3次中東戦争から来年で50年となり、イスラエルによる占領が半世紀におよぶ中、国家の樹立という希望がしぼみ続けています。参列した人たちは、占領が終結するとともに、シリアの内戦や各地のテロ事件などが収まり、世界に平和が訪れるよう祈りました。
一方、アメリカのバラク・オバマ大統領とミシェル・オバマ大統領夫人は24日、ホワイトハウスから任期中最後のクリスマスメッセージの動画を公開し、宗派信条を超えた共通の価値観で連帯する大切さを訴えました。オバマ大統領夫妻は快活な雰囲気であいさつを述べ、2009年にホワイトハウスで初めてクリスマスメッセージを行ったときにオバマ大統領の笑いが止まらなくなったときの映像を振り返りました。