(VOVWORLD) -応急管理省のウェブサイトの公開データによれば、上半期の災害損失は2019年以降で最大となっています。
中国中部の湖南省にある洞庭湖では大雨の影響で7月5日に堤防が決壊した。(THX/TTXVN撮影) |
中国政府は12日、今年上半期の自然災害により931億6000万元(128億3000万ドル)相当の直接的な経済損失を被ったと発表しました。上半期は洪水、干ばつ、異常気温に見舞われました。
応急管理省のウェブサイトの公開データによれば、上半期の災害損失は2019年以降で最大となっています。
中国は今年、年初に寒波と大雪に見舞われ、北西部の新疆ウイグル自治区ではマグニチュード7.1の地震が発生、南西部では地滑りが起き、黄河や南部の省では洪水が発生しました。
1月から6月にかけて、少なくとも3238万人が自然災害の影響を受け、死者・行方不明者は322人でした。約85万6000人が緊急避難を余儀なくされ、2万3000棟の家屋が倒壊、約317万ヘクタール分の農作物が被害を受けました。
昨年上半期の自然災害による経済損失は382億3000万元、死者・行方不明者は95人で、今年は前年同期より被害が大きいです。昨年通年では約4876万人が自然災害の影響を受けているということです。(ロイター)