中国マスメディア・フック首相の中国訪問を大々的に伝える
10日から15日にかけて、ベトナムのグェン・スアン・フック首相は第13回中国・ASEAN博覧会と第13回中国・ASEANビジネス投資サミットに参加した他、中国公式訪問を行ないました。この機に、中国のマスメディアは連続して、フック首相の活動を伝えてきました。
中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』はフック首相と中国の習近平国家主席との会見を伝え、その中で「中国とベトナムの両国は共産党の指導と社会主義制度という体制を堅持している。現在、両国関係が前向きに発展している」との見解で一致した」と伝えました。
フック首相は香港を訪問しました
一方、新華社通信は中国で行なわれたフック首相の活動に関するニュースを連続して報道しました。新華社通信は「フック首相と習近平国家主席との会見、及び、李克強首相らとの会談などにより、双方は多くの重要な共通の認識を達成した。フック首相のこの訪問は両国間の経済、社会分野における関係や草の根外交の強化に寄与し、両国間の全面的戦略的協力パートナー関係を新しい発展段階に押し上げる」と報じました。
また、この訪問にあたり、双方は両国関係に残されている問題点について触れました。CRI= 中国国際放送局は「フック首相との会談で、李首相は「ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の問題は両国の領土・領海の領有権に関連するものである。両国は両国の指導者が達成した合意書を基礎に、海上の安定を維持し、不一致点を制圧し、海上における協力を強化する必要がある」と伝えました。