(VOVWORLD) - ベトナム皮革・靴・ハンドバック協会によりますと、今年、靴業界の輸出額は260億ドルから270億ドルに達すると見込まれています。
この目標を達成するため、靴業界は市場開拓と多様化に取り組むとともに、アメリカやEU=欧州連合などの従来からの市場の確保を重視しています。
今年上半期、ベトナムの革靴の輸出額は65億ドルを超え、昨年同期と比べ、5.7%増となりました。その中で、アメリカ向けの輸出額は35%を占め、EU向けは26%で、それに次いでいます。ベトナムは複数の自由貿易協定を締結したので、ほかの履物とハンドバッグ製造・輸出国と比べ、競争優位性を持っているとしています。
現在、ベトナムには1千か所以上の製靴工場があり、労働者およそ150万人に雇用を創出しており、全国のGDP=国内総生産への貢献度はおよそ8%となっています。2035年を見据えた2025年までのベトナム産業発展戦略には紡績・縫製と製靴が重点産業に位置付けられているということです。