全米各地で大規模抗議デモ トランプ氏は融和呼びかけ
トランプ氏が勝利したことに抗議するデモ=ロイター
(NHK) アメリカでは、トランプ次期大統領に対する大規模な抗議デモが都市部を中心に各地で続いています。これに対し、トランプ氏はツイッターで「デモの参加者は私たちの偉大な国への情熱を持っている」と述べ、融和を呼びかる姿勢を示しています。
アメリカではトランプ次期大統領が選挙で勝利して以来、4日連続で各地で大規模な抗議デモが続いています。
このうち、ニューヨークでは12日、厳重に警備されたトランプ氏の住居が入る「トランプタワー」周辺で数千人の参加者たちが車道を占拠し、「トランプは私の大統領ではない」などと書かれたプラカードを持ち、得票数ではクリントン氏がトランプ氏を上回ったとして、「次期大統領を拒絶する」と声を上げました。
参加した29歳の男性は「トランプ氏の主張によって多様性というアメリカのすばらしさが奪われてしまうことをおそれている」と話していました。
また、首都ワシントンでも12日、数千人が中心部を行進し、トランプ氏の移民や女性などに対するこれまでの差別的な発言に反発を示しました。
デモは選挙後、ロサンゼルスやシカゴなど10以上の都市部で行われています。
デモについて、トランプ氏は当初、ツイッターで「メディアにあおられたプロがデモを行っている。非常に公正を欠く行為だ」と批判しましたが、その後、「デモの参加者が私たちの偉大な国への情熱を