ドゥーマ町=
AFP/TTXVN
国連安全保障理事会は12月31日、ロシアとトルコが仲介するシリア内戦の停戦合意を支持する決議案を全会一致で採択しました。決議もロシアとトルコが主導。アサド政権の後ろ盾であるロシアは安保理のお墨付きを得て、1月20日のトランプ次期米政権発足前に、シリア和平協議で主導権を握っていく考えです。
ロシア、トルコ両政府は12月29日に、アサド政権と反体制派武装勢力が、シリア全土の停戦に合意したと発表しました。安保理決議ではこうした取り組みを「歓迎する」と表明。両政府が主導するカザフスタンの首都アスタナで開催予定の新たな和平協議に期待感を表し、2月8日にジュネーブで再開される国連仲介の和平交渉に向けて「重要なステップ」になると評価しました。
アメリカは、ロシアなどが主導した停戦合意の内容がすべて公表されていないとして懸念を示したが、停戦履行の後押しを優先させた形となったということです。(産経ニュース)