シーン・マーフィー教授(写真:TTXVN)
先頃、スイスのジュネーブに本部を置くWTO=世界貿易機関で行なわれた国際法に関する討論会で、アメリカのジョージ・ワシントン大学の国際連合・国際法委員会委員を務めているシーン・マーフィー教授はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の主権をめぐり、フィリピンが中国を提訴した仲裁裁判を含め、海と島の領有権争いについて触れました。
その中で、マーフィー教授はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の主権をめぐり、フィリピンが中国を提訴した仲裁裁判についてオランダ・ハーグの仲裁裁判所が7月12日に下した判断について、「この判断は地域内の関連各側が将来に討議を続ける法的基礎となる」と強調しました。
ベトナム通信社のジュネーブ特派員のインタビューに応えた際、マーフィー教授は「この判断は国際法の整備にも寄与している。この判断は国連海洋法条約だけでなく、一般国際法を利用していた。その理由で、この判断は国際法における通例としても利用できる」と明らかにしました。