14日、ハノイで、労働傷病軍人社会事業省はIC=インターナショナルセンターと協力して、地雷・不発弾の被害者を支援する国際協力を強化する会議を行ないました。
地雷・不発弾の被害者を支援することは2010年~2025年期における戦後の地雷・不発弾被害克服に関する国家行動計画、いわゆる、504号計画における重要な活動の一環です。この計画の実施により、地雷・不発弾の被害者の調査アンケート、地雷・不発弾の事故の発生状況の点検、これらの被害者の医療ケア、リハビリ治療、社会復帰への支援など様々な活動が実施されてきました。
労働傷病軍人社会事業省所属社会補助局ドアン・ヒュ・ミン( Doan Huu Minh) 局長は次のように語りました。
(テープ)
「この計画の第一の目標は地雷・不発弾の被害者が適宜に治療を受けるため、医療面での支援を行なうこと。第2はこれらの被害者を対象としたリハビリ治療と社会補助に関する施設の能力向上です。第三はこれらの被害者ができるだけ早く社会復帰して、安定した生活を送れるように支援すること。第四は法律整備。第五はこの件に関するデーターシステムの構築です。」
統計によりますと、現在、ベトナムにはまだ80万トンの地雷・不発弾が残っています。戦争終結後、およそ10万人が戦後なお残されている地雷・不発弾により死亡、または、負傷しています。