山上被告に「完全責任能力あり」 精神状態争わず、安倍元首相銃撃
(VOVWORLD) - 関係者によりますと、弁護側は被告の完全責任能力を認めた鑑定結果を踏まえ、検察側と裁判官の3者協議の場で、無罪や刑の減軽、再鑑定の必要性を積極的に主張していないとのことです。
送検のため奈良西署を出る山上徹也被告(colorsofindia.media/TTXVN)
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安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告について、検察側が請求した精神鑑定の結果、被告に「完全責任能力」があるとされました。19日、関係者への取材で明らかになりました。また、弁護側は当時の精神状態を争わず、再鑑定の請求を事実上見送ったことも判明しました。
現在、公判開始のめどは立っていませんが、被告の成育環境や手製銃の殺傷能力の程度が中心的に審理される見通しです。事件発生から2年を迎える7月8日に向けて、注目が集まっています。
関係者によりますと、弁護側は被告の完全責任能力を認めた鑑定結果を踏まえ、検察側と裁判官の3者協議の場で、無罪や刑の減軽、再鑑定の必要性を積極的に主張していないとのことです。(共同通信)