岸田首相 NATO首脳会議終えドイツへ出発 ショルツ首相と会談へ
(VOVWORLD) - 日本時間の13日未明にショルツ首相との首脳会談に臨み、中国による経済的威圧も念頭に経済安全保障分野での新たな協力の枠組みを設けることで合意する見通しです。
2023年3月18日、首相官邸で共同記者会見の最後に握手をする岸田文雄首相(右)とドイツのオラフ・ショルツ首相(Asiannews) |
岸田首相は、NATOの首脳会議などアメリカでの一連の日程を終え、次の訪問先のドイツに向けて出発しました。日本時間の13日未明にショルツ首相と会談し、経済安全保障分野での新たな協力の枠組みを設けることで合意する見通しです。
10日からアメリカを訪れていた岸田首相は、NATOの首脳会議に韓国などのパートナー国とともに出席し、今後も連携してウクライナ支援にあたっていくことや、サイバー防衛や偽情報対策など安全保障分野で協力していくことを確認しました。
また、日本とNATOとの間でも、新たな安全保障協力を進めていくことで合意し、自衛隊とNATOの部隊による共同訓練を実施することになりました。
岸田首相は、一連の日程を終えたあと、現地で記者団に対し「地域を越えた同志国の連携の重要性を改めて確認し、日本とNATOの協力関係をいっそう強化することで一致した。インド太平洋地域のパートナー国とNATOとの持続的な協力の確立についても確認したことは成果だ」と述べました。
そして日本時間の12日午前9時すぎ、次の訪問先のドイツに向けて出発しました。
日本時間の13日未明にショルツ首相との首脳会談に臨み、中国による経済的威圧も念頭に経済安全保障分野での新たな協力の枠組みを設けることで合意する見通しです。(NHK)