(VOVWORLD) - 政権寄りの選挙管理当局は、詳細な開票情報を公表せずにマドゥロ氏の勝利を発表しましたが、票が不正に集計された可能性が指摘されています。
ベネズエラのマドゥロ大統領(写真:AA/TTXVN) |
ベネズエラの最高裁判所は22日、7月に行われた大統領選挙で現職のマドゥロ氏が勝利したことを正式に認定しました。最高裁はマドゥロ政権の影響下にあり、野党側はこれに強く反発しています。野党候補のゴンサレス氏は独自の集計結果を基に、自身が当選したと主張しています。
政権寄りの選挙管理当局は、詳細な開票情報を公表せずにマドゥロ氏の勝利を発表しましたが、票が不正に集計された可能性が指摘されています。これを受けて、日米欧の先進7カ国(G7)は、透明性のある選挙結果の公表を求めています。
ゴンサレス氏は22日、X(旧ツイッター)で「裁判所が不公平であることは周知の事実だ」と批判しました。選挙後も反政府デモが続いており、少なくとも23人が死亡、2000人以上が拘束されたと報告されています。(共同通信)