朴大統領の弁護団、セウォル号沈没事故当日の行動の答弁書提出
(news.tbs.co.jp)韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の弁護団は、大統領の弾劾を審理している憲法裁判所に、2014年4月の旅客船セウォル号沈没事故当日の行動に関する答弁書を提出しました。
(写真:Yonhap)
答弁書によりますと、朴大統領は事故発生から1時間後の午前10時に公邸で最初の報告を受けましたが救助が順調だという報告を受けたため、公邸に留まり業務を続けたとしています。その後、午後2時50分になって、被害が深刻だという報告を受けたということです。しかし、大統領府は、この時点よりも前に、海洋警察から「300人以上が船内にいる」という情報を受けており、これが大統領に、伝えられなかったことになります。
事故当日、大統領としての職責を果たさなかったことが弾劾理由の一つになっていますが、答弁書は、「対応は適切だった」と強調。公邸で髪のセットをしていたことは認めたものの短時間にすぎず、美容施術を受けていたとの疑惑は否定しました。