(NHK)ベルギーを訪れている稲田防衛大臣は、NATO=北大西洋条約機構の事務総長と会談し、アメリカのトランプ次期政権が発足することを踏まえて、日本とNATOとの防衛協力をさらに強化していくため、引き続き連携していくことで一致しました。
(写真:Kyodo/TTXVN)
稲田防衛大臣は、日本時間の5日午後、ブリュッセルにあるNATOの本部を訪れて、ストルテンベルグ事務総長と会談しました。
この中で稲田大臣は、「日本とNATOは、共通の価値観や戦略的利益を共有しており、協力の重要性は高まっている。日米同盟は、日本の安全保障の基軸である一方、NATOは、ヨーロッパとアメリカを結ぶ重要な同盟システムだ」と述べました。そのうえで稲田大臣は、今月20日にアメリカのトランプ次期政権が発足することを踏まえ、「アメリカが国際社会の主要なプレーヤーとして、世界の平和と安定に関与し続けることが重要だ」と述べ、両氏は、日本とNATOとの防衛協力をさらに強化していくため、引き続き連携していくことで一致しました。
また両氏は、安全保障上の課題に対処していくため、海賊対処などの海洋安全保障やサイバー分野などでの協力を推進していくことを確認しました。