米 トランプ政権の閣僚承認に遅れ 野党との対立激化

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写真提供:AFP


(NHK)アメリカのトランプ政権で、これまでに指名が承認された閣僚は4人にとどまり、オバマ前政権と比べて承認が遅れています。

15の閣僚ポストのうち、2日までに上院の委員会での採決を経て本会議で承認されたのは、ティラーソン国務長官、マティス国防長官、ケリー国土安全保障長官、チャオ運輸長官の4人となっています。

オバマ前政権では、就任日の時点で7人の閣僚が承認されていました。
このほかに、閣僚級のヘイリー国連大使やポンペイオCIA=中央情報局長官を含めても、議会の承認が必要な閣僚や高官の承認は6人にとどまっています。

遅れの背景には、野党・民主党が委員会の採決をボイコットするなど対決姿勢を鮮明にしていることがあります。これに対して共和党は、単独での委員会の採決に踏み切り、財務長官に指名されたムニューチン氏など、残る11人の閣僚の承認手続きを急いでいます。

トランプ大統領は手続きの遅れについて、「民主党はいつになったら閣僚を承認するのか。恥を知るべきだ」などと強く批判していて、トランプ政権と野党・民主党の対立は激しさを増しています。

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